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第1回のゲスト:おおはた雄一さん
おおはた雄一さん

第1回のゲスト:おおはた雄一さん
島田:おおはたさんって、そこにいるだけでゆったりした時間が流れていらして、ご自分の世界があるんだろうなって思うんですけど。曲を作るときはどういうシチュエーションやイメージで浮かんでくるんですか?
おおはた:僕はノートに詞を書き付けたりとかっていうのがないんですよ。ギターと言葉が一緒に出てくるというか、おおまかなテーマがあってそれに近づけていく感じなんです。それとセッションをやりながら作っていくので、曲がここで完成っていうのがあんまりないですね。“イントロがあって歌があって”っていうよりは“この日はこんな感じ”っていう自由度の高いのが好きなんです。
島田:ある意味、即興演奏的な、ジャズに近い感じがするんですけど。
おおはた:そうですね。その場限りの、その時のミュージシャンに影響しあって曲になっていく感じとかがすごい好きですね。
島田:ニューアルバム『ふたつの朝』聴かせてもらったんですけれども、おおはたさんって基本的に歌も歌われてますよね。でも曲によっては歌がなかなか出てこなかったりする。そういうのもやっぱり自分はシンガーだから歌を入れるっていう決まりは作らず、自由度の高い音楽を作ってるってことですか?
おおはたおおはた:そうですね。シンガーって意識はほとんどないに等しいような気がしますね。
島田:つまりは曲の調和を考えてるっていうか?
おおはた:そうですね。例えば「1920」って曲はもともと歌入りだったんですけど、トランペットの島(祐介)君があまりにいい音を出すから歌をなくしてインストにしました。
島田:あとね、気になったのは“ふたつの朝”ってどういう意味なんでしょうか。
おおはた:これねえ、自分の中にぽーんと出てきた言葉だから特に正解はないんですけど。最初に言ったことに対して、受け取った人がいろんな事を思えるような、言葉の自由度が高いものも好きなんですね。だから最近「ふたつの朝ってなんだろう」って自分自身で考えたりもしますよ。…島田さんはどう思われました?
島田:それも調和のひとつなのかなと思いました。おおはたさんってすべてが調和で生まれてるような気がするんですよ。だから“ふたつの朝”っていうのも違う場所で違う朝を迎えてても、結局それは同じ地球のひとつの朝だったりする。それから収録曲に「ふたりの音楽」があったりとか、“ふたつ”っていう隠れたテーマがあるのかな、とも思ったんですが。
おおはた:そう、実はあったんですよ。今回はいろんなミュージシャンとコラボレーションってところを意識して、ドラムの坂田学さんやスチールギターの高田漣くんとふたりで曲を作ったりしたんですけど。結果的にふたりっていうのが多くなって、“ふたつ”っていうのはキーワードになってるなあって「ふたりの音楽」を作ったんです。
1.jpg島田:先ほどもおっしゃいましたけど、今回はゲストミュージシャンの方がいっぱい参加されていますよね。これはどういったいきさつだったんでしょうか。
おおはた:これはですね、自分でこの人とやりたいって声をかけたパターンと、「今こういうミュージシャンがいるんだけども、来日のタイミングでレコーディングに参加してもらおうか」って声をかけてくれた方がいて、相手のミュージシャンも僕の音楽を気に入ってくれて「ぜひやりたい」ということで実現したパターンとがあるんです。ハミロ・ムソットっていうずっとブラジルで活躍してるパーカッショニストと、マルセル・ロフラーっていうフランスのアコーディオンの方は、コーディネーターがいて実現したパターンですね。
島田:実際に共演してみていかがでした?
おおはた:もうすごかったですね。ハミロはレニーニのバンドでも叩いてるパーカッショニストで、野性的な人かと思っていたら全然違いました。「スタジオに入って、いっせーのせでやろうよ!」って言ったら「そんなの駄目だ!」って。ちゃんと作ろうって感じの方ですごいよかったです。マルセルはまったくの逆で。スタジオに来たら、コーヒーに入れすぎなんじゃないの?!ってくらいたくさん砂糖入れて、ゆっくりとそれを飲んで。それから「じゃあ、やろうか」って何回かセッションやっておしまい(笑)。これもすごい楽しいレコーディングでしたね。
島田:じゃあ、いろんなパターンのミュージシャンとレコーディングが楽しめて、毎回が新鮮だったんじゃないですか?
おおはた:けっこうどきどきして心地よい緊張感が常にありました。言葉の問題とかもあったから、うまくできて本当によかったですね。


ふたつの朝おおはた雄一 / プロフィール
2004年1stアルバム『すこしの間』リリース。
S.C.O.F.やビー・ザ・ボイスなど様々なアーティストのレコーディングに参加しながら、年間200本を超えるライブを行い話題になる。2005年3月、2ndアルバム『ラグタイム』リリース。アノニマス、カセットコンロス、クラムボンのメンバーなども参加し、オリジナリティーの高い作品として各方面より高い評価を得る。静かに、心揺さぶる声とアコースティック・ギター&ワイゼンボーンでのスライドプレイは多くのミュージシャンからも熱い支持を集めている。
『ふたつの朝』WARNER MUSIC JAPAN/WPCL-10258 3,000円(税込)
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【2006/03/09 15:31】 | 対談 | page top↑
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