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第11回のゲスト:小曽根 真 さん
島田奈央子のswing pop time

第11回のゲスト:小曽根 真 さん
今月のお客様は、ソロ、トリオ、ビッグ・バンド、オーケストラなど、様々な形態で素敵な音楽を提供するピアニスト、小曽根真さん。世界を股にかけ、ジャズ~クラシックの垣根を越えて活躍する小曽根さんに、近年の活動の中心であるトリオについて、お話いただきました。(撮影:綿谷和智)

島田:NO NAME HORSESとしてビッグ・バンドをやられたり、オーケストラでクラシックに挑戦されたり、本当に次々といろんなことをやられてますよね。
小曽根:気が多いんです(笑)。怖いのはね、器用貧乏になっちゃうといけないなって。なんでもかじって、あれもこれもっていうことになっちゃうのは危険かなと思うんですけど、ただね、やっぱりやりたいものは自然とやる方向に向かってしまうものだから、しょうがないんですよね。
島田:それとは別に、母体としてトリオ(小曽根 真 THE TRIO)での活動がありますが、それがベースとしてしっかりとあるから、小曽根さんのやりたい事全てがブレていない気がしますよね。特にトリオはどんなところに気を使ってきたと思いますか?
島田奈央子のswing pop time小曽根:音楽って、やっぱりメロディーが大事だと思うし、聴いている人が心地よくなるっていうのが一番の目標なんですね。その心地よくなり方でもいろんなパターンがあるから、それを考えて、ひとつひとつのプロジェクトで、トリオで作ってきたんじゃないかなって思いますね。
島田:トリオを結成してもう10年ですよね。どういう風に成長されてきたと思いますか?
小曽根:やっぱりミュージシャンですから、演奏するっていう部分と、作曲をするっていう部分がトリオを経験してきた中で大きく成長したと思いますね。例えば演奏1つするにしても、ミュージシャンが楽しめる演奏もあるし、それをお客さんに届けていくための演奏もある。内容はしっかりしていても、ジャズの場合はそこで何かハプニングを起こすという生きたコミュニケーション、一期一会なものを見せなければいけない。ストーリーテラーとしてキチッとやる部分と、自分たちの音楽的な限界にガーッと突っ込んでいく部分と、そのバランスを保ちたいんですけど、曲によってはどっちかに行き過ぎちゃったり。その辺の部分を、こっちに傾いたり、あっちに傾いたりしながらも、バランスのいいアルバムを作ろうとは常に心がけているんです。今までの中で言うと『So Many Colors』っていうアルバムがあるんですけど、あれはものすごくバランスのいいアルバムで。お客さんも正直で、バランスのいいアルバムって、数字もちゃんと出るんですよね(笑)。
島田:不思議なものですねー。
小曽根:そういう色んな事をためして蓄積してきたものがこの10年間で築けてきたのかなって思うんですけど。
島田奈央子のswing pop time島田:ライブとかでもどんどん成長して?
小曽根:そうですね。アルバムを作って、3週間ツアーをやってると、初日と最終日で全然曲が違ったり。“こんなに変わるんですか!?”ってお客さんが言うくらい変わっちゃって。自分たちの中にどんどん消化されていくと、今度は自分の言葉として音楽もしゃべり始めるから、もっともっと自由にやれるようになりますよね。そういうことがもうちょっと大人になっていくと、余分なことは何も考えないで、“俺はこうだよ”って普通に弾くだけで、素敵な物語として出てくるようになればいいなと思ってますけど。
島田:トリオとしてやってみたいことっていろいろあると思うんですけど、次のアルバムの制作をすぐ始めるとしたらどんなアルバムを?
小曽根:今は全然考えていないんです。今年はちょっとクラシックのほうにも力を注ぎたいので。ただ、この10年間を通してこのトリオでいろんなことをやってきたので、オリジナルの曲を全面書き下ろしで、レコーディングしたいなとは思っているんですよ。今回の『ALIVE!! Live at Blue Note TOKYO』は、半分ベスト・アルバムみたいな感じで、自分たちの曲と、1曲スタンダード曲をやってますけど、次に進むにはとにかく曲を書かないと。10年間やってきた結果、今オリジナルを書くとこんな曲が出てくるっていう、次のディケイドにおいてのトリオのファースト・ステップを、何かコンセプトを作って表現するのではなく、曲を書いて出てきた音がそういう表現になっていればいいんじゃないかなと思います。


小曽根 真 / プロフィール
『ALIVE!! Live at Blue Note TOKYO』1961年神戸市生まれ。1983年、バークリー大学ジャズ作・編曲科部門を主席で卒業。同年6月にNYカーネギーホールでソロ・ピアノ・リサイタルを開き、米CBSレーベルと日本人で初めて専属契約を結び世界デビュー。1994年にユニバーサル ミュージックのヴァーヴ・レーベルへ移籍。1996年には近年の活動の中心であるザ・トリオを結成。その後もクラシックとの融合や、ビッグ・バンドNO NAME HORSESとしての活動など、多岐に渡る活動のすべてで素晴らしい音楽を披露。日本はおろか、世界でも最高峰に数えられるピアニストである。
http://www.makotoozone.com
小曽根 真 THE TRIO 『ALIVE!! Live at Blue Note TOKYO』 2月14日発売
UCBJ-9001 \5,000(税込)Verve / ユニバーサル クラシックス&ジャズ
初回生産限定パッケージ(DVD+CD)
昨年9月14日に行われた『First Decade』ジャパン・ツアーから、貫禄のブルーノート東京公演の演奏内容を完全収録したDVD+CDのスペシャル・パッケージ。


島田奈央子プロデュース・イベントのお知らせ
"Something Jazzy"
2月2日(金)外苑cafe growna growna tokyo
太田剣(サックス)カルテット 18時START

2月18日(日)横浜KAMOME 
伊藤大輔(ボーカル)、荻原亮(ギター)他 19時START

"Brazillian Soul Sauce"
2月22日(木)横浜KAMOME
杉本篤彦(ギター)他
詳しくは、島田奈央子公式HP http://naoko-shimada.net をご覧ください。
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【2007/02/01 15:23】 | 対談 | page top↑
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