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第9回のゲスト:矢野沙織さん
島田奈央子のswing pop time

第9回のゲスト:矢野沙織さん
今月のお客様は、16歳での衝撃的なデビュー以来、ジャズ界に次々と新たな旋風を巻き起こしているアルト・サックス・プレイヤー、矢野沙織さん。10月18日に10代最後のアルバム『Groovin' High』をリリースしたばかりの彼女にググッと迫りました。

島田:矢野さんと初めてお会いしたのは、16歳のデビュー当時だったと思うんですが、現在の自分と何が違うと思いますか?
矢野:高校も卒業しましたし、単純に身長も伸びたし(笑)、楽器のことも、音楽のことも、知り得たことがとても多いですね。それに、いろんな友達がいたり、いろんな知り合いがいたり。特に、置かれている環境がコロコロ変わっていくので、そういった意味では変わっているんでしょうけど、あんまり自覚はないですね。
島田奈央子のswing pop time島田:デビューからの3年の間に、いろんなミュージシャンとコラボレーションしてきたと思うんですけど、その数ってものすごく多いんじゃないですか?
矢野:そうですね。それこそ音楽生活ウン十年っていう人たちと、たくさんコラボしてきましたね(笑)。
島田:どちらかって言うと、若手の人たちよりも、わりとベテランの人たちと共演することが多かったんじゃないかなと思うんですが。
矢野:確かにそうですね。でも最近、松永貴志くん(ピアノ/20歳)とか、市原ひかりちゃん(トランペット/23歳)とも、ボチボチ共演させていただいているので、本当に両極端ですけどね。
島田:お父さんぐらいの年齢の方と演奏する事も多いのでは?
矢野:うちの父とか、いわゆる40代ぐらいの人っていうのは、まだお若いなっていう感じが。ジャズ界では特にそうだと思うんですけど。
島田:じゃあ、むしろ矢野さんのおじいちゃん世代って言ったほうがいいのかな(笑)。そういう方たちと同年代の人と演奏するのでは、どこら辺が違うと思いますか?
矢野:どんな世代の方とやっても、助けられる場面ってとても多いので、その辺はあんまり変わらないですね。市原ひかりちゃんにしても、松永くんにしても、とても仲がいいので、終わった後にどういう話をするかの内容が違うくらい。違いはそれくらいですかね(笑)。
島田:先輩方たちだと引っ張っていってもらえるとか、同年代の人だと一緒に作り上げていくとか、そういうのはありますか?
矢野:基本的には一緒に作っていくものなので、私がリーダーのライブの時でも、次はどういう風なことをしたいかという意思を示せばいいだけなので。特に引っ張られるのも良くないことだし、引っ張ることも良くないことなので、となんとなく思っているところはありますね。だから年齢とかは気にしてないです。今回のアルバム『Groovin' High』ももの凄くベテランのミュージシャンばかりでしたけど、引っ張られるというよりは、一緒に作り上げていくって感じでした。
島田:本当に素晴らしいミュージシャンが今回のアルバムにも参加していますけど、最初にこのメンバーでやろうと思ったのは?
島田奈央子のswing pop time矢野:ジェームズ・ムーディーさんを去年の冬頃に日本にお呼びして、長いツアーを一緒にお願いしたんですけれども、ムーディーさんに「次はなんかアンサンブルでやりたいなぁ」とかっていうことを言ったら、スライド(・ハンプトン)さんを紹介していただいて。そこからあっという間に決まっていったんです。
島田:かなり流れが早いですね。
矢野:こういうパターンって多くて、前回の(アルバム『PARKER'S MOOD』を)ジミー・コブさんと一緒にライブ・レコーディングしたのも、レコーディングする前に、ジミーさんに日本に来ていただいてツアーをしてたんですね。「次はライブ・レコーディングしたいなぁ」とかってなんとなく軽く言ってたら、早速手帳を開いてくれて実現したこともあるんです。ツアー中に次のレコーディングの話ってすごく生まれやすいんですよね。
島田:ある意味、インスピレーションが働くんでしょうね。
矢野:半年の間でメンバーが決まって、曲が決まって、アレンジが仕上がって、レコーディングが終わってますからね。
島田:往年のジャズファンにとっては、メンバーを見て“おおっ”という感じですが。
矢野:ただこれは、ジャズを知らない人でも、ジャズを長年愛聴している人でも、同じように楽しんでいただける作品になったなと個人的には思っています。ライブのほうも、ムーディーさんたちは、キャバレーなどでビッグバンドのショウをやっていた時代の人じゃないですか。だから、その名残がすごくあって、歌は歌うわ、モノマネはするわでライブ・パフォーマンスも本当に楽しいと思います。ぜひライブの方も見に来て頂けたらと思います。


矢野沙織 / プロフィール
2006_11j.jpg1986年10月27日生まれ、東京都出身。小学校4年でアルト・サックスを始め、14歳よりライブ活動を開始。2003年3月にはニューヨークでもライブを行い、同年9月にアルバム『YANO SAORI』でデビュー。国内外の著名なジャズ・アーティストからも賞賛を浴び、松永貴志と共にテレビ朝日系「報道ステーション」テーマソングを演奏するなど、ジャズの枠を超えて活躍中。
http://www.commodojazz.com/saori/
矢野沙織 『Groovin' High』 COCB-53576
\2,940(税込) コロムビアミュージックエンタテインメント 発売中
【2006/11/06 17:41】 | 対談 | page top↑
第8回のゲスト:Chiaki(Dakota Star)さん
第8回のゲスト:Chiaki(Dakota Star)さん
島田奈央子のswing pop time今月のお客様は既にオオーストラリア、ドイツでデビューを果たしている規格外のバンドDakota Starのボーカルである、Chiakiさんです。
日本人離れした切ない歌声が魅力的な彼女。未だベールに包まれている彼女たちの、素顔に迫ったインタビュー!お楽しみください。

島田:この企画で女性ゲストというのは、初めてなので私もすごく新鮮で嬉しいです。なんかね、女性がいるだけでホッとしますね。
Chiaki:嬉しいです。そういっていただけると。
島田:Chiakiさんは何がきっかけでロックを歌おうと思われたんですか?
Chiaki:もともと私はゴスペルとかジャズとか、普通のポップスとか、ボーカルがキレイにきっちり聴こえてくる曲が好きだったんです。だからロックというのはそういうジャンルの曲ではないと思っていたので、全然聴かなかったですね。なんですけど、縁があって、現Dakota StarのギタリストのTasukuとプロデューサーのAlan Brey(Ba,Gt)と知り合いになって、ロックをやることになったんです。
島田奈央子のswing pop time島田:珍しいパターンですよね。ロックを始めてから探していくという、自分のものにしていくというのが。すごく大変な作業だったと思うし、新鮮でもあったと思うんですよ。
Chiaki:そうですね、大変だったというよりも、真っ白なところに書いていくイメージですごく楽しかったですね。それで、プロデューサーのAlanも、そういう真っ白なところから初めたのがよかったと、言ってくれたんですけど。誰かを真似してとか、誰かを目指してというのがない状態で始めたので、こうしなきゃいけないというプレッシャーがなくて全然気にしなくよかったですね。
島田:Chiakiさんは英語で歌っていますけど、向こうに住まれたりとかしていたんですか?
Chiaki:高校の時にちょっとだけ住んでいたんですけど、あとはずっと日本です。
島田:そうなんですか、それなのに発音がすごくキレイだなと思ったんです。
Chiaki:ありがとうございます。なんか別に自然だったんです。英語もそうですけど、歌も英語で歌うというのが逆に自然だったんです。
島田:やっぱり、普段聴いている音楽が洋楽が多かったりするからですか?
Chiaki:そうですね。あとは幼い頃から、外国語にすごく惹かれて興味持っていたんですよね。英語というのはリズムというか、言語として魅力がある言葉だなと思ったのが始まりで、そのあとに音楽が入ってきたという感じなので、すごくとっかかりとして変わったルートで音楽を始めていますよね。
島田:自然と英語が?
Chiaki:そうですね。
島田奈央子のswing pop time島田:それで2004年にはオーストラリア、2005年にはドイツでデビュー飾るという形なんですけど。
Chiaki:はい。最初デビューしたときに歌詞が英語っていうのがあったんで、海外でというお話をいただいてまして、2つ返事で行かせていただきました。それで10箇所近くまわらせていただいたんですけど、日本でもそんなにライヴやったことなっかたのに、どーんとステージに立たせていただいたのがすごく新鮮で、未だに忘れられない貴重な体験です。
島田:そうですか、お客さんの反応はどうでした?
Chiaki:始めて聴く音楽なのにリアクションがよくて乗ってくれるんですね。終わったあとに直に「応援してるから」とかそういう声をいただいたのが嬉しかったですね。みなさんほんとに温かくて。これからの自分たちの活動に活かせていけたらなと思いました。
島田:あと、ドイツはどうでした?
Chiaki:ドイツで洋服メーカーさんのCMでやる曲っていうのがあったんですけど、そのタイミングでドイツでのライヴに参加させていただいて。だから海外での活動が先になってしまったんです。
島田:そういう意味でも少し不思議ですね。
Chiaki:自分たちでも不思議です。チャンスに恵まれてるバンドだと思います。フフフ。
島田:ニュー・アルバム『Dakota Star』は本当に前から作りためてきて、塾生されてできたというアルバムなんですよね。一番苦労した点というのはどのあたりですか?
Chiaki:ボーカルはあまり苦労はしなかったですね。自分の変な先入観とかなしに入れちゃった曲がほとんどだったので。あとはAlanが時間を掛けてアレンジしてましたね。そういうところが大変だったと思います。世界各地で録り直しとかしてくれたので、実はいろんな土地の雰囲気が出ていると思うんです。
島田:1曲1曲に力を注いで作ってらっしゃいますね。
Chiaki:はい。自信作です。是非聴いていただくときは先入観なく聴いていただきたいです。

Dakota Star / プロフィール
Dakota Star『Dakota Star』Alan Brey(Ba,Gt)、Chiaki(Vo)、Tasuku(Gt)で形成される3ピースロック・バンド。その活動は海外・国内、映画・音楽などの垣根を超え幅広く行われている。そんな彼らはすでにドイツ、オーストラリアで先行してデビューを果たす、実力派バンド。この秋いよいよ彼らが日本上陸。謎に包まれたベールを脱ぐ!
http://www.dakotastar.net/
Dakota Star『Dakota Star』 tearbridge records
¥2,800(税込)NFCT-27029 10月4日発売
【2006/10/02 18:13】 | 対談 | page top↑
第7回のゲスト: Ohyama“B.M.W”Wataru(PE'Z/Trumpet)さん
島田奈央子のswing pop time

第7回のゲスト: Ohyama“B.M.W”Wataru(PE'Z/Trumpet)さん
今月のお客様はPE'Zのリーダーであり、トランペッターであるOhyama“B.M.W”Wataruさんです。日本の名曲を集めた渾身のアルバム『日本のジャズ-SAMURAI SPIRIT-』を中心にPE'Zの持つフロンティア精神を忘れず、常に新しいことに取り組む彼らのポリシーに深く踏み込んだインタビューとなりました。

島田:PE'Zさんてデビューしてどれくらいになるんですか?
Ohyama:デビューが2002年なんで、4年とちょっとですね。
島田:自分としてはどうですか?4年経ったという感覚は?
Ohyama:随分昔のことのように感じますね。デビューしたのが2002年の春なんですけど、そのことがすっごい昔に思えますね。若かったな、って感じます。
島田:アルバムも4年間の間でたくさん出されてますよね。
Ohyama:作りまくってますね。リリースしてツアーをするサイクルが半年だと、すごい変化を見せないとお客さんとしても驚きがないんです。ということで、こっち側も展開を早くしていかないといけないので海外もガンガンでて、すごいスピード感でここまできましたね。だからこの4年間はえらい濃かったですね。
島田奈央子島田:毎回毎回、本当にいろんなことにチャレンジされてるなって思うんですけど、わたしの中で一番大きかったなって思うのは、やっぱり海外にいっぱい進出したということじゃないかと思うんです。最初は韓国で活動されその後ヨーロッパ、アメリカと進出されましたね。
Ohyama:そうですね、去年2005年の秋10月にまずイギリス行って、その後オランダ行って。で今年に入ってからアメリカ行って。ここの流れもまた相当よかったですね。成長しました。
島田:アメリカやヨーロッパはジャズとかジャズロックが根付いてるようなところがあるじゃないですか。実際の反応はどうでした?
Ohyama:全然違いましたね。音楽を小さい頃からいっぱい聴いてるんだろうなって感じはしました。お客さんの反応をみているとライヴハウスの雰囲気に流されるとかではなく、自分の感情で動いてくれている感じがしたんですね。だからこっちも音で仕掛けて、お客さんがそれに反応してくれるといった感じでやりがいはすごくありましたね。そしてそこで日本の歌謡曲ベースのメロディも普通にいいメロディとして受け入れられるんだってことも分かったし、もし日本ぽいメロディっていうのを出すのであればもうちょっと濃くしないと伝わらないんだなってこともわかった。で、その結果今回の新しいアルバムに繋がっているんです。だからそのヨーロッパ、アメリカっていうのはすごい勉強になりましたね。
島田:そのアルバム『日本のジャズ-SUMURAI SPIRIT-』で、実際選曲された曲っていうのは、ヨーロッパ、アメリカツアーがあったからこそ選んだ曲?
Ohyama:そうですね、自分の感じている歌謡曲とかの世界っていうのはルーツがあって。例えばそれが古い日本の民謡であったりいろいろあると思うんですけど、今回の海外のツアーによってよりその辺はもっと深く聴いてみたいなって気になったし、カバー作るんだったらそういう曲をやったほうがいいなって気はして、それで選びました。
島田:それはPE'Zさん的にはすごく新鮮だったんですね。
Ohyama:そうですね、再確認じゃないですけど、「いい曲っていっぱいあるんだな」っていう気持ちになりましたね。
Ohyama“B.M.W”Wataruさん島田:そして、リリースして夏フェスが終わると、これからはどんな動きになるんでしょうか。
Ohyama:秋にツアーがありますね。
島田:そのツアーは今回のアルバムの?
Ohyama:そうです。リリースがあってそのままフェスにはいってしまうのでこのアルバム『日本のジャズ-SAMURAI SPIRIT-』をちゃんと紹介できてないっていうのがあって。秋にはブルーノートやホールとかイスがあるところでやるんで、けっこうゆっくり聴けるかなと思います。食事とかブルーノート、ちょっと高いですけどね。でもだからこそ、自分の親を誘ってきてくれるといいと思います。食事代とかもだしてくれるはずですよ。ここは親にワイン一本あけてもらって、そういう楽しみ方をして欲しいですね。俺もこの歳になってようやく、ご飯食べながらゆっくり音楽聴けるようになってきたんで。
島田:そうですね、せっかくそういう場所に行くんだから。
Ohyama:俺もよく親父誘ってブルーノート行ってましたから。親も自分の知らない音楽だから「かっこよかったね」って上機嫌で帰るんだけど、俺はしめしめですよね(笑)。そうやって親と戯れて欲しいです。
島田:わたしも親連れていけたら…。
Ohyama:いやいや、自分で行きましょうよ(笑)。


PE'Z リリース情報
日本のジャズ-SUMURAI SPIRIT-
PE'Z 『日本のジャズ-SUMURAI SPIRIT-』
RRCA-21027 \3,000(税込)
ROADRUNNER RECORDS
now on sale


兆し 其の2 -KIZASHI2-~獣五少年漂流記~上巻、下巻
『兆し 其の2 -KIZASHI2-~獣五少年漂流記~上巻』
APDV-0002 \4,800(税込)apart. RECORDS
now on sale
『兆し 其の2 -KIZASHI2-~獣五少年漂流記~下巻』
APDV-0003 \4,800(税込)apart. RECORDS
9.13 on sale
【2006/09/01 19:13】 | 対談 | page top↑
第6回のゲスト:森大輔さん
島田奈央子のswing pop time

第6回のゲスト:森大輔さん
今月のお客様は夏らしい爽やかな“ピアノマン”森大輔さんです。3歳からピアノを始めた森さんはニューソウルをこよなく愛し、深い造詣がおありとのこと。やはりSOULやJAZZが大好きで、クラブDJもしている島田さんと収録中にすっかり意気投合してました。

島田奈央子のswing pop time島田:森さんはアトランティック・レーベル所属ということで、レイ・チャールズやダニー・ハザウェイといった数々の有名R&Bアーティストがそこから輩出されてますけど。
:僕自身は“R&B”とか“SOUL”っていうキーワードをあまり意識していなくて、あくまでポップスをやってると思っているんです。だから「それは僕のイメージじゃないだろう」っていうタブーもなく、いろいろ何でもやってみようっていう姿勢なんです。でもアトランティック・レーベルは僕の音楽的なバックボーンに確実にあるものだから、僕が作る音にも自然と反映されているのではないかと。となれば一般的には僕の音楽はそっち寄りのカテゴリーってことになるのかもしれません。
島田:他にもいろいろR&BとかSOULに影響されていらっしゃるそうですが、具体的にいつくらいからどのようなアーティストに影響を受けたんですか?
:中学校のとき偶然スティーヴィ・ワンダーを耳にして、すごいなと思いまして。それまでクラシック音楽ばかり聴いてた僕がその日のうちにCDを買いに行ったのが始まりですね。高校生くらいになってからは本格的に、ダニー・ハザウェイのようなスティーヴィに関係する人や、キーワードで結びつくものをどんどん聴き始めました。今になって考えると、スティーヴィ自身も音楽を少しクラシカルな面でとらえている部分に惹かれたのかなと。彼も音楽的な知識を持っているし、アイデアやインスピレーションを曲に昇華していく段階で必要なツールとしてひらめきや知識を使っていることが引っかかったのかもしれないですね。
島田奈央子のswing pop time島田:なるほど。ちなみに作曲はいつごろから始められたんですか。
:歌モノを作り始めたのは大学に入ってからですね。デモテープを作ろうと思ったんです。それまで曲を作ろうと思ったらピアノだけだったんですけど、この時からパソコンでプログラムしてアレンジまでやったんです。
島田:最初に作った曲はどういう曲でしたか?
:セカンド・シングルにもなった「Rain」という曲なんですけど、何もかもが初めてだったので、勢いでできるところもあればどうしても納得できない部分もあって。完成させるまでに1ヶ月位かかったんです。でも一曲作り上げたことで「僕にも曲が作れるんだ」という実感と自信がついて、そこからデモがどんどんできていきましたね。
島田:とても大切な曲なんですね。いまの自分に繋がるという意味でも。
:そうですね。この曲は本当にいまの自分に繋がってて、このデモテープをオーディションに出したんですよ。デビューに向けて動き始めたという意味でも大事な曲なんです。
島田:変わって最新作「Our Song」のお話を伺いたいのですが。
:イントロを聴いたときから「おっ」って人の耳を曲の中に引きずり込みたいなと思って作ったんですけど、最終的に「このイントロからこんな曲が始まるとは予想付かなかった」って風にしたかったんです。その狙いはいい感じにできたんじゃないかなと思いますね。
島田:詞もすてきですよね。
:この詞もかなり時間をかけて作ったんですよ。最初から明確なイメージがあって、ふたり人間がいればうまくいかないことがたくさんあって、かみ合わなかったり衝突したりってこともあると思うんです。そこで相手に怒ったりなげやりになったりあきらめるんじゃなくて、そこをもっと突き詰めていけばいいんじゃないかなって。もっと相手のことを知ろうっていう気持ちで接することが本当にその人を思いやったり、その人への優しさにつながったりするんじゃないかと思って書いた歌詞ですね。
島田:できそうでできないことですよね。
:だからこそ、たまに思い出してちょっと優しくなれればいいんです。それを繰り返しながら毎日すごしていければいいんじゃないかと。
島田:そのメッセージは皆に伝わりそうですね。
:ありがとうございます。こういうことが端的に表れるシチュエーションや言葉を見つけるのがすごく難しくて、歌入れの時にも何かが違うと思えば「少しだけ時間ください」って言ってその場で書き直したりして、最後まで粘って粘って書いた歌詞なので、メッセージが皆に伝わればうれしいなと思いますね。


森大輔 / プロフィール
森大輔「Our Song」2004年、ダニー・ハザウェイ、アレサ・フランクリンらを輩出した名門レーベル・ATLANTIC LABELよりデビュー。ピアノ弾き語りのソウルフルなパフォーマンスと知的な楽曲センスに、レイ・チャールズらを育てたレーベル創始者から「最高のアーティスト」と賞賛される。今年3月には久保田利伸のアルバム『FOR REAL?』に収録されたバラード「隙間」に作詞・作曲・編曲で参加し、ますますの進化を遂げている。
http://moridaisuke.com/
森大輔「Our Song」ATLANTIC JAPAN
WPCL-1026 \1,000(税込)発売中
■9月にシングル「タイトル未定」を発表予定。
■マンスリーライブは次回8月27日(日)舞浜 Club IKSPIARIにて。
詳しくは公式HPでご確認ください。


島田奈央子プロデュースのジャズ・イベント開催決定
LADIRB presents ~growna summer Live 2006~“Something Jazzy”
【会場】
東京・青山”Cafe growna growna Tokyo
【日程】
8月19日(土)秋田慎治(pf)ほか
8月26日(土)伊藤大輔(vo)ほか
【開演】
①15時~、②18時~(入れ替え制)
ミュージック・チャージ \1,500(税込)
詳細はHPhttp://www.escorter.jp/またはhttp://naoko-shimada.net/
【2006/08/01 17:57】 | 対談 | page top↑
第5回のゲスト:秋田慎治さん
島田奈央子のswing pop time

第5回のゲスト:秋田慎治さん
若手実力派ジャズピアニストとしてはもちろん、畠山美由紀/SOUL'd OUT/m-flo等の制作に参加するなど幅広いジャンルのリスナーから支持されている秋田さん。端正なルックスも相まって女性ファンが急増中なんですって!

島田:ジャズ・ミュージシャンってライブ当日に譜面を渡されてプログラムを組みますよね。そこがすごいなといつも思うんですが。
秋田:あれはね、慣れがかなりありますよ。ジャズって譜面を見せられるのはたいてい当日なんです。本番前に1-2時間リハーサルがあるのがよくあるパターンなんだけど、ただ譜面どおりに演奏してもつまらないから譜面以上のことを演らないといけないしね。
島田:それじゃあ、リハのときに曲のアレンジや流れを決めるんですか?
秋田:ええ。「本番でリハ通りにやらなくても、ちゃんとツボを押さえればこういう風になりますよ」って確認をするんです。それがあれば本番で何が起こっても大丈夫。曲が理解できてる絶対の安心や、演奏者同士の信頼関係が確立できていれば、本番で突然、僕がリハと全然違う風に弾きだしたとしても皆が楽しめるんです。そういうのってジャズだけでしょうね。
島田奈央子のswing pop time島田:そうすると演奏者同士、ある程度「こう弾いたらあの人はこう来るだろう」みたいなのも必要だと思うんですけど。
秋田:それもジャズは大きいですよね。僕がこう話したら、一緒に演ってる人が「おっ、そんなこと言うの?」って返す、みたいな。そういうのをスポティニアスに(自在に)できる人と共演するのはおもしろいですよ。
島田:意外な反応に驚いたことってあります?
秋田:そういうハプニングはしょっちゅうです。本人同士でしかわからないレベルの時もあれば、誰が聴いても「えっ!そこでなんで止まるの?」ってこともあるし。でもその瞬間ってすごく新鮮ですよ。僕はわざと何かしてやろうっていつも考えながら演奏してますから(笑)
島田:話は変わりますけど、ジャズピアニストってクラシックピアノからジャズに入る方が多いと思うんですが…。
秋田:そうみたいですね。でも僕は逆っていうか。クラシックピアノを習い始めたのは去年の9月からなんです(笑)
島田:えっ?本当ですか?
秋田:ピアノってちゃんと習ったことがなくて。ピアノ自体を始めたのも遅くて高校出てからだし。それまではキーボーディストになろうと思っていたんです。でもそういう人がピアノを弾いたことがないのはどうかと。ベーシックな楽器だし、コード押さえるくらいはできた方がいいかなって弾き始めたのがきっかけです。誰かに習ったことがないから今まで「こうかな?」って手探りでやってたんだけど、去年あるきっかけがあって。いまやっと先生に習ってクラシックを練習しているわけです(笑)
島田:意外でした…。実際に習ってみて、想像してらしたものと違いはありました?
秋田:いまやっているのは、クラシック音楽がどうのっていうより、ピアノという楽器の音の出し方っていうのかな。奏法によって聴こえる音質が変わったり、ともすればピッチとかも変わるんですよ。あれは意外でしたね。
島田奈央子のswing pop time島田:なぜまた、いまになってクラシックピアノをやろうと思われたんです?
秋田:昔から変わってないのはね、一番に目指すところが<綺麗な音を出すこと>なんです。猫が弾いてもピアノって音は出ますよね?誰だって鍵盤を押せば鳴るんですから。でもそうじゃなくて、一音鳴らしただけで感動できるような音色を出すことが大事で。そのためにいろいろ本を読んできたんだけど掴めない部分があって。…一番のきっかけはね、調律士の人なんですよ。その方と話しているときに「ピアノってこういう楽器でね、こうやって弾けばこうなるんですよ」って教えてもらったんですが、それが僕の感覚の中にまったく無いことだったんです。だからそういう知識をたくさん持っている人に少しでもアドバイスをもらえたら目標への近道になるのではと思ったのがそもそものきっかけですね。
島田:そうですか。ご自分の音色が変わったなって感じられますか?
秋田:音色はどうなんだろう?でも、自分が弾いているときの身体の状態や気持ちの部分では変わったと思いますね。
島田:それはぜひライブで聴いてみたいですね。
秋田:ライブはね、CDとまったく違うんですよ。ライブってそのときの気分が出やすいじゃないですか。ジャズは特にね。曲も絶対に進化していくべきだし。そういうのを前提にライブをしているから、僕の演奏をCDで初めて聴いて、その後ライブに来てくれた方には全然違うピアニストに聴こえるかもしれませんね。


秋田慎治 / プロフィール
『moments in life』ジャズからHip Hop/R&B/Rockまで幅広いジャンルへのプレイ参加/楽曲提供/アレンジ/プロデュースを手掛ける新世代ジャズの牽引者。卓越した音楽センス、広がりのあるサウンドへの評価は高い。'05年、ジャズ界の話題をさらったスーパー・ジャズ・グループ“TKY”メンバーとして多数の音楽フェスに参加し、息をつかせぬ圧倒的なプレイでジャズファンのみならずロックファンまでをも魅了した。
http://www.genplanning.co.jp/akita/
秋田慎治『moments in life』ポニーキャニオン
PCCY-30089 \2,940(税込)発売中
【2006/07/11 12:51】 | 対談 | page top↑
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